高校生・保護者が選ぶ韓国大学ランキング2026

高校生・保護者が選ぶ韓国大学ランキング2026
seiki

「韓国の大学、結局どこが人気なの?」—— お子さんの韓国留学を考え始めた保護者の方であれば、気になる部分ではないでしょうか。

実は中央日報大学評価には、研究力や教育環境を測る「総合評価」とは別に、韓国現地の高校生・保護者・進学担当の先生といった”当事者”の目線でどの大学が選ばれているかを調査したランキングが存在します。研究実績のような数字だけでは見えてこない、”今どきの人気大学“のリアルな姿がここに表れています。

この記事では、2026年最新の調査データをもとに、韓国現地の高校生・保護者から支持されている韓国の大学TOP20と、その理由を紹介します。あわせて、日本人がこのランキングをどう参考にすればよいかもお伝えするので、お子さんと一緒に留学先を検討する際の判断材料としてぜひご活用ください。

「高校生・保護者が選ぶ韓国大学ランキング」とは?

韓国を代表する日刊の全国紙(朝刊)である中央日報が、韓国の高校生800人と親800人にアンケートを実施し、そのランキングを作成しています。
そのアンケートには、大学のレベルだけでは測ることのできない近代の大学選びの傾向が表れていると言えます。

中央日報「評判度調査」がベースになっている理由

このランキングのもとになっているのは、中央日報大学評価の中に組み込まれている「評判度調査」というパートです。

中央日報大学評価は、教授研究・教育環境・学生成果・評判度という4つの部門で大学を採点していますが、このうち評判度部門だけは少し特殊な作られ方をしています。
具体的には、企業の人事担当者・高校の進学担当教師・保護者・高校生という、実際に大学と直接関わる立場の人たち、合計2,000人以上を対象にしたアンケート調査によってスコアが決まります。つまり、研究論文の数や予算規模といった”大学側の実績”ではなく、「実際にどう見られているか」「進学先としてどう選ばれているか」という、受け手側の感覚がそのまま反映されているのが最大の特徴です。

このアンケートの回答者の中から「高校生」「保護者」の回答だけを取り出して集計したものが、今回紹介するランキングにあたります。

「総合評価ランキング」との違い

以下の記事でご紹介した中央日報の「総合評価ランキング」は、研究実績・教員1人当たりの論文数・就職率・中途退学率といった、いわば大学の”実力”を測る客観的なデータをもとに順位付けされたものでした。

一方で今回のランキングは、そうした客観データではなく、韓国の高校生や保護者が「進学先としてどの大学に魅力を感じているか」という主観的なイメージを反映したものです。同じ中央日報大学評価から生まれた2つのランキングですが、性質はまったく異なります。

▼韓国大学ランキングはこちら

【最新版】高校生・保護者に選ばれる韓国大学TOP20

韓国の高校生が選ぶ韓国大学ランキング

それでは、まずは韓国現地の高校生が選ぶ大学TOP20をご紹介します。

順位大学名
1位ソウル大学
2位高麗大学 / コリョ大学
3位延世大学 / ヨンセ大学
4位成均館大学 / ソンギュンガン大学
5位建国大学 / コングク大学
6位慶熙大学 / キョンヒ大学
7位中央大学
8位東国大学 / トングク大学
9位漢陽大学 / ハニャン大学
10位西江大学 / ソガン大学
11位慶北大学 / キョンブク大学
12位国民大学 / クンミン大学
13位カトリック大学
14位梨花女子大学 / イファ女子大学
15位世宗大学 / セジョン大学
16位嘉泉大学 / カチョン大学
17位釜山大学 / プサン大学
18位ソウル科学技術大学
19位ソウル市立大学
20位亜州大学 / アジュ大学

韓国の保護者が選ぶ韓国大学ランキング

次に、保護者が選ぶ韓国大学ランキングTOP20を紹介します。

順位大学名
1位ソウル大学
2位高麗大学 / コリョ大学
3位延世大学 / ヨンセ大学
4位成均館大学 / ソンギュンガン大学
5位KAIST / 韓国科学技術院
6位漢陽大学 / ハニャン大学
7位POSTECH / 浦項工科大学
8位東国大学 / トングク大学
9位中央大学
10位建国大学 / コングク大学
11位GIST / 光州科学技術院
12位西江大学 / ソガン大学
13位UNIST / 蔚山科学技術大学
14位慶熙大学 / キョンヒ大学
15位ソウル市立大学
16位ソウル科学技術大学
17位仁荷大学 / インハ大学
18位梨花女子大学 / イファ女子大学
19位慶北大学 / キョンブク大学
20位釜山大学 / プサン大学

ソウル大・高麗大・延世大が上位を占める理由

高校生・保護者が選ぶランキングでも、やはり上位3校はソウル大学校・高麗大学校・延世大学校、いわゆる「SKY」が独占しています。総合評価ランキングと同じ顔ぶれですが、選ばれている理由は少し異なります。

ソウル大学は、卒業生の社会的影響力の高さがそのままブランド力につながっています。政治家・法曹関係者・大企業の経営層など、社会の要職に就く卒業生が圧倒的に多いことは、韓国では広く知られた事実です。保護者世代にとっては「ソウル大=韓国で一番の大学」というイメージが揺るがず定着しており、これが高い評判度スコアに直結しています。

高麗大学は、企業の人事担当者からの評価が特に高いのが特徴です。財界・法曹界に太いOB・OGネットワークを持ち、「就職に強い大学」というイメージが高校生本人からも支持されています。今回の調査でも、企業人事担当者・高校生からの評判度で軒並み上位に入っており、実利的な魅力が評価されている大学だと言えます。

延世大学は、高麗大と並ぶ私立の名門としてのブランド力に加え、学生1人あたりにかける教育費の高さも支持の理由の一つです。国際色の豊かさ・キャンパスの環境の良さも保護者からの好感度につながっており、「安心して子どもを進学させられる大学」というイメージが強い大学です。

つまり、この3校が上位に来る背景には、「実績」「就職の強さ」「安心感」という、それぞれ異なる魅力軸があり、決して同じ理由で選ばれているわけではない、という点が興味深いポイントです。

建国大学・東国大学などランクインの背景

TOP10には、SKYや成均館大学のような伝統的な名門校だけでなく、建国大学校・東国大学校・中央大学校といった大学も名を連ねています。これらの大学が支持を集める理由は、SKYとは少し毛色が異なります。

まず共通しているのは、ここ数年で評判度スコアが着実に上昇している大学だという点です。総合評価ランキングにおいても、これらの大学は前年から順位を上げており、「勢いのある大学」として企業人事担当者・保護者・高校生の間で評価が広がりつつあります。

建国大学校は、就職に直結する実学的な学部構成と、ソウル市内という立地の良さが評価されています。中央大学校は、近年就職率や卒業生の定着率(就職後1年間の継続就業率)が向上しており、その改善が保護者・高校生からの評判にも反映されている形です。東国大学校も同様に、実際の就職成果や企業からの評判が着実に積み上がってきたことが、ランクインの後押しになっています。

これらの大学に共通するのは、「知名度で選ばれている」というより「実際の成果の積み重ねが評判に反映されてきた」という点です。SKYのような圧倒的なブランド力とは違う形で評価を高めている大学がある、という事実は、留学先を検討する上でも参考になるポイントだと思います。

正規留学ナビ
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総合評価ランキングとはかなり異なるランキングになりましたね!
高校生は交通の利便性や就職に強い大学を選ぶ傾向にあるようです。

なぜこの大学が選ばれる?高校生・保護者が重視するポイント

就職・進路実績

高校生へのインタビューでは、以下のような声もありました。

韓国の高校生
韓国の高校生

まだ何が好きなのかわからないので、専攻が豊富な大きな大学に行きたいです。就職に有利な大学ならいいなと思います。

韓国の高校生
韓国の高校生

学生数も多く、キャンパスがソウルにある大学の方が惹かれます。
地方にも良い大学が多いと聞いたが、正直なところ、通学距離やキャンパスの雰囲気、インターンシップの機会などを考えると、すぐには選べそうにないですね。

さらに「大学選択の際に重要視する要素」をインタビューした結果、高校生の32.9%が「就職率・進路支援」と答えた結果も出ています。
また、立地・生活環境(11.8%)奨学金・学費(7.3%)よりも優先した学生が多かったのも印象的です。

「まだ適性を見出せていない状況で、就職も難しいと言われているため、専攻の選択肢が広く、就職支援が充実した大学に関心がある」「特に最近、専攻未決定(専攻自主選択制)での入学が増えているため、様々な分野を経験できる大学の方が魅力的だ」との声も上がっていることから、何かを深く学びたい、何かに特出した大学よりは、大学生活を充実させるための生活環境と、その後の就職を意識した大学選びになってきていると言えます。

通学のしやすさ・首都圏かどうか

高校生・保護者が大学を選ぶ際、想像以上に重視されているのが「首都圏(ソウル)にあるかどうか」という立地条件です。

韓国では、企業の本社・大手インターン先・就職活動の機会の多くがソウル・京畿道エリアに集中しています。そのため、在学中からインターンや説明会に参加しやすい首都圏の大学は、就職活動における実利的なメリットが大きく、これがそのまま評判度にも反映されています。地方在住の高校生であっても、「進学を機に首都圏へ出る」という選択をするケースが多いのはこのためです。

保護者側の視点では、通学時間の短さや一人暮らしをせずに済むかどうかも判断材料になります。首都圏在住の家庭であれば、自宅から通える大学かどうかは学費以上に大きな決め手になることも珍しくありません。実際、TOP20入りしている大学のほとんどがソウル市内、もしくは近郊に位置しており、この傾向をそのまま裏付ける結果となっています。

日本人留学生の場合は「自宅から通う」という選択肢自体がないため、この基準がそのまま当てはまるわけではありません。ただし、インターンシップ・就職活動のしやすさという観点では、首都圏の大学の方が機会に恵まれやすいという点は、留学先を検討する上でも知っておいて損はないポイントです。

正規留学ナビ
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韓国就職を見据えた大学選びをするのか、留学生にとってメリットのある大学を選ぶのか、留学生ならではのポイントがありますね!

学費・奨学金の有無

保護者にとって、大学選びで避けて通れないのが学費の問題です。韓国の大学の学費は、私立か国公立か、また文系か理系かによって大きく異なり、私立大学の理工系・医療系学部では年間の学費が高額になる傾向があります。

そのため、保護者からの評判度調査では、単純なブランド力だけでなく、「学費に見合った教育を受けられるか」「奨学金制度が充実しているか」という、コストパフォーマンスの視点も評価に影響しています。特にソウル大学校のような国公立大学は、私立の名門校に比べて学費が抑えられていることも多く、これが「実力もあり、家計への負担も少ない」という評価につながっている面があります。

奨学金制度についても、成績優秀者向けの授業料減免だけでなく、外国人留学生を対象にした特別奨学金を用意している大学も少なくありません。日本人留学生がこうした制度を活用できるかどうかは大学ごとに条件が異なるため、気になる大学が見つかったら、早い段階で奨学金制度の詳細を確認しておくことをおすすめします。

保護者の立場からすると、「人気があるから」だけで決めるのではなく、学費・奨学金まで含めたトータルの負担感を踏まえて検討することが、後悔のない大学選びにつながります。

日本人が韓国の大学に進学する場合の注意点

韓国人向けランキングをそのまま参考にしていい?

総合評価ランキングや、高校生・保護者のランキングは参考程度にしておきましょう。
しかし、韓国の大学を知るにあたってはとても良い指標にはなりますので、両方のランキングに入っている大学は一度詳細を調べてみるのが良いと思います。

そのうえで、ご自身が重要視するポイント(例えば学費・奨学金・寮・生活環境・学部・留学生サポート)を整理して行きたい大学を複数ピックアップしてみると良いです。

外国人特別選考という別ルート

韓国の大学は、外国人向けに別ルートの選考が用意されています。
そのため、現地の韓国人よりはレベルの高い大学へ入学がしやすい傾向にあります。せっかくなのでこの制度を利用し、レベルの高い大学に挑戦してみるのも良いでしょう。

よくある質問

Q. 人気ランキング上位でないと就職に不利になる?

必ずしもそうとは言えません。今回紹介したランキングは、あくまで「高校生・保護者からのイメージ・支持度」を示すものであり、就職の有利・不利を直接測る指標ではないためです。

実際、就職実績そのものを重視するなら、別の記事で紹介されている「総合評価ランキング」の方が参考になります。人気ランキングで上位に入っていなくても、特定の専攻・業界とのつながりが強い大学、資格取得サポートが充実している大学であれば、就職面で十分な強みを持っているケースは珍しくありません。「知名度で選ぶ」か「専攻の実績で選ぶ」かは、そもそも別の判断軸だと捉えておくのが良いでしょう。

▼総合評価ランキングはこちら

Q. 保護者世代の韓国大学のイメージは今も通用する?

一部は通用し、一部は更新が必要です。

ソウル大・高麗大・延世大といった「SKY」の評価が高いという大枠は、保護者世代の頃から現在まで大きく変わっていません。今回のランキングでもこの3校が上位を独占していることから、このイメージは今も現役だと言えます。

一方で、建国大学校や中央大学校のように、ここ数年で評判度スコアを大きく伸ばしている大学もあります。保護者世代が学生だった当時の序列感覚のまま止まっていると、こうした「伸びている大学」の存在を見落としてしまう可能性があります。大枠のイメージは参考にしつつ、最新のランキングでアップデートするのがおすすめです。

Q. 高校生に人気の大学=留学先として良い大学?

これは必ずしもイコールではありません。

このランキングの人気は、韓国国内の高校生・保護者という「韓国人にとっての進学先」としての支持度が反映されたものです。国内での就職活動のしやすさ、首都圏への通いやすさといった、日本人留学生にはそのまま当てはまらない基準も含まれています。

日本人が留学先を選ぶ際は、人気ランキングを「大学の知名度・イメージを知るための入り口」として参考にしつつ、外国人留学生向けの受け入れ体制・語学サポート・専攻内容といった、留学生ならではの視点で改めて確認することが大切です。人気があるからそのまま自分にも合う、とは限らない、という点は押さえておきましょう。

まとめ:人気ランキングは「今の空気感」を知る参考に

高校生・保護者が選ぶ韓国大学ランキングは、研究実績や教育環境といった客観的なデータではなく、「実際にどう見られているか」という、生きた評判を映し出すランキングです。ソウル大・高麗大・延世大のような伝統校が支持を集める一方、建国大学校のように評価を伸ばしつつある大学もあり、韓国国内での大学に対する空気感の変化を知る手がかりになります。

ただし、このランキングはあくまで韓国国内の受験生・保護者を対象にした調査であることを忘れてはいけません。日本人留学生にとっては、人気度そのものよりも、留学生の受け入れ体制や専攻内容との相性の方が重要な判断材料になります。

人気ランキングは「今、韓国でどんな大学が支持されているか」を知るための参考情報の一つとして活用しつつ、最終的な進学先は、お子さんご自身の興味や目的に合わせて選んでいただくことをおすすめします。

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